世界の強磁場施設
定常強磁場を発生させる強磁場施設は世界で日本、アメリカ、フランスの 3ヵ所に存在している。
日本では、
東北大学強磁場超伝導材料研究センター、
科学技術庁金属材料技術研究所極限場研究センターがあり、超伝導磁石と
ビッター磁石を組み合わせて35Tの定常強磁場を発生できる。
より強い磁場を発生させるには、パルス強磁場がある。定常強磁場と 比べて、パルス強磁場は最大磁場が極めて高く、エネルギー的にも有利である。
パルス強磁場施設は、国内に10数あり、発生エネルギーの順位は次のとおり
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東京大学物性研究所強磁場ステーション
電磁濃縮法 606T
一巻きコイル 150T-280T
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大阪大学極限科学研究センター
非破壊磁石 80T
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科学技術庁金属材料技術研究所
非破壊磁石 50T
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非破壊磁石 55T 300KJ
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東北大学金属材料研究所
非破壊磁石 40T 100KJ
特別なセンターを持ち合わせていない国立大学の研究室としてはトップの エネルギー量となっている。
神戸大学極限物性物理学講座のコンデンサー
23KJ級コンデンサーバンク
右図は、極限物性物理学講座で最も長く使用されているコンデンサー
バンクです。
Spec
- コンデンサー ニチコン製 Oil filled condenser
- 静電容量 22mF
- 充電電圧 3KV
- エネルギー 23KJ
- 放電スイッチ 三菱電機製 Ignitron
三菱電機製 サイリスタ
- 前段トリガー 放電管
100KJ級コンデンサーバンク
1998年に導入したコンデンサーバンクです。
20KJコンデンサーを5つ並列し100KJを実現しています。
現在、常時稼働へ向けて準備を進めています。
写真は現在準備中です。
Spec
- コンデンサー ニチコン製 Oil filled condenser
- 静電容量 mF
- 充電電圧 3KV
- エネルギー 100KJ
- 電源 東京電子製
- 放電スイッチ サイリスタ
300KJ級コンデンサーバンク
2000年に導入したコンデンサーバンクです。
コンデンサーモジュールを組み合わせることにより100KJ, 150KJ,
200KJ, 300KJでの運営を可能にしています。現在、稼働に向けて
計画立案段階です。
写真は現在準備中です。
Spec
- コンデンサー 指月電機製 Oil filled condenser
- 静電容量 mF
- 充電電圧 5KV/10KV
- エネルギー 300KJ
- 電源 指月電機製
- 放電スイッチ Ignitron/サイリスタ